マズローの欲求5段階説をスポーツで活用できる

人間の欲求は5段階あると言われています。

『マズローの欲求5段階説』
このピラミッド型の図を見たことがある方もいらっしゃいますよね。

上に行くほど自分の努力が必要
目次

5つの欲求を簡単に説明すると

『生理的欲求』…基本的な生命を維持する欲求(食事、睡眠など)
『安全の欲求』…安心で安全に生活したいという欲求(家や環境など)

この2つの欲求は、日本に住んでいるとほぼ満たされています。(例外もありますが…)
また、金銭で解決できる「物理的欲求」でもあります。

『所属と愛の欲求』…集団・組織・家族などに属し、自分を受け入れてほしいという欲求
『承認の欲求』…社会の中で認められたい、評価されたいという欲求

 この2つの欲求が満たされると、
 人はその上の『自己実現の欲求』を目指し努力していきます。

『自己実現の欲求』…自分の目標を達成したい、自分らしく生きたいという欲求
この3つの欲求は金銭では解決できない、人間力・人間性が必要であり「精神的欲求」です。

「生理的欲求」「安全の欲求」「所属と愛の欲求」「承認欲求」は欠乏欲求。
   満たされないと『もっともっと』と際限なく求める欲求です。
「自己実現の欲求」は成長欲求。
   自分自身の成長を注視しています。

最終的に目指すもの

メダルが取りたい、代表選手になりたい、優勝したい、プロになりたい…
家がほしい、車が欲しい、出世したい、こんな生活がしたい…
人それぞれ様々な夢や目標を持っています。

その夢や目標にたどり着きたいとチャレンジします。
段階を踏んで『自己実現の欲求』に向かいます。

段階を踏まない弊害は…

結果を急ぐばかりに「早く『自己実現の欲求』の段階にたどり着きたい」と考えがちですが、
下から順に段階を踏んでいくことで上に向かえます。

一段飛ばし、二段飛ばしでいきなり『自己実現の欲求』が実現したとしても
土台がグラグラでどこかで崩れてしまうことになりかねません。

世間的な成功者、有名なスポーツ選手にも問題が起こる場合があります。
自分が原因でのトラブル(ルール違反・異性・金銭・人間関係など)が原因で
謹慎や出場停止、解雇、引退…どこかが疎かだったのではないかと感じます。

なぜ、求めすぎるのか

例えば「褒めてほしい」「認めてほしい」と過度に求める人。
「承認欲求」が満たされていない、のですが他人や周囲に求めているばかりでは
周囲が辟易してしまいますね。

「クレクレ星人」という言葉はこのような人を揶揄しています。

周囲に求めるばかりでは解決しない問題です。
自分で自分を「承認する」「認める」「愛する」ことができていないから
枯渇し、周囲に求める…という悪循環です。

この枯渇状態から抜け出すためにも、自分自身で「承認欲求」などを満たす努力が必要ですね。

社会的に必要な欲求ですが、まず自分を整えていきましょう!

また、「人から認められないと〇〇できないの?」と言う人がいます。
求められすぎて疲れているのかもしれませんね。

ハードルの高い2つの段階から抜け出せない

『所属と愛の欲求』『承認欲求』を満たすには、人間的な成長が必須です。

例えば
『所属と愛の欲求』『承認欲求』が満たされていない

「自分に自信がない」、「人との比較」、「私なんか…」
卑屈になる

自分自身を愛せない(認められない)

他人も愛せない(認められない)

その繰り返しでメンタルに不調をきたします。
まずは自分の『所属と愛の欲求』『承認欲求』を満たすことが必要だと理解しましょう。

『自己肯定感』が低い人が多いのも、この段階が安易に超えられるものではない、ことを物語っています。

自分はどの段階か知り、スピードを上げる

自分がどの段階にいるか分かりますか?
「自分を知る」ことは非常に重要ですね。

自分がこだわりを持つところ、やってしまうこと、苦手なところがその段階だと考えられます。
・「いいね」の数が気になる⇨承認欲求
・一人で行動できない⇨所属と愛の欲求
・他人をコントロールしたくなる⇨承認欲求 など

選手だけでなく指導者も、自分自身がどこの段階にいるのかを知りましょう。

知ることで自分に何が必要なのか、選手にどう指導したらいいのかが明確にできます。
(段階の違いによって接し方も変わりますよね?)

活用する方法

自分の現在地が分かれば、自己実現へ向かう方法・解決方法を見つけ「より良く」行動できます。

 一人でコツコツ頑張るのが苦手→メンバーと一緒に頑張ろう
 人から褒められたい→自分も人を褒めよう など


順を追って、段階を踏んで一歩一歩『自己実現の欲求』にたどり着きましょう。
自己実現の欲求以前で止まっているということは、「欠乏欲求」の段階です。
そこを満たし、「成長欲求」へ向かえると目標達成へ集中できる、と言えます。

また、チーム競技の場合はメンバー同士を知り、満たし・満たされることが可能です。
(所属している時点で自分一人ではありませんよね)

まとめ

機器などのバージョンアップ・レベルアップのイメージをしてください。

PCのバージョンが上がれば処理能力が上がる。
ゲームでレベルが上がると挑戦できるステージが変わります。

私たちもレベルアップしながら、ピラミッドの上を目指していきましょう。
その一歩一歩着実に作る足元。
それは簡単には崩れないメンタリティーとなります。


一つ一つ問題をクリアにしていく、そのお手伝いをさせていただきます。
メンタルコーチングでは、課題を明確にしてその課題を解決するために
「対話」で気づき・自分の思い込み(セルフイメージ)を見つけていきます。

自分一人でメンタルを変えるのは簡単ではありません。
(年齢=あなたのアイデンティティがあるから)

ご興味があればぜひご相談ください。

今日も最後まで読んでくださって
ありがとうございます(^^)

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