イライラしたとき、モヤモヤするときありますよね。
人間なので、そういった感情もあって当然です。
そんなときに「ノートに書いて」思考の整理をしてみよう!
マインドフルネスとメンタルコーチングの両観点から
メンタルコーチング目線でもオススメしたいのが、ノートにその気持ちを書き出すことです。
メンタルコーチングでは「自分を知ること」が最優先だからです。
「自分の気持ち」「自分自身がどう思っているか」を認識できると『対策』『改善策』も浮かびます。
自分を知るうえで役に立つのが、ジャーナリング(書く瞑想)というもの。
マインドフルネス(今ここに集中する、ということ)の数ある瞑想法のなかの一つです。
イライラやモヤモヤする気持ちなど心のなかにあるものを、ノートに書くことにより心と思考の整理できます。
ジャーナリング(書く瞑想)のやり方
①ノートに自分が考えていることを書き出す
順序立っていなくても、整理されていなくても大丈夫。
思いつくまま書きましょう。
②書いているうちにつながってくる
脈略なく、つれづれと書いているうちに
だんだん「こういうことか」と気づくことがあります。
③書き出したものを観察する
思いつく限り書き出して眺めてみると、自分が知らない自分の気持ちに気づけたりします。
ノートに書き出してみて、それでも整理できない場合は
誰かに話を聞いてもらうものいいですね。
実験により効果を立証されています
また、不安な時にもこの方法は有効なんです。
こんな実験があります。(下図を参照ください)
2回目の試験前に不安を書き出したグループのほうが正答率が上昇しています!
プレッシャーから不安な気持ちを持ったままで試験に挑むよりも、
「書き出してスッキリしたほうが良い」と言えますね。
脳のワーキングメモリーにも影響
実験の結果を端的に説明すると…
試験の不安、心配事を上に書き出すことで、脳の【ワーキングメモリー】がリセットされ脳の容量が増えた。
※ワーキングメモリー…脳の記憶のうちの一つ。
(過去の記憶、最近の記憶、現在の記憶の現在の部分)
私達が日常で何か目的をもって行うこと(スポーツ・仕事・勉強など)はこのワーキングメモリーが働いています。
「たくさんのことを考えていると頭の中がパンクする」といいますが、これは本当なんですね。
ワーキングメモリーにも容量があって、満タンになってくると集中力の低下に繋がります。
(下図を参照ください)
朝は元気(ワーキングメモリが空の状態)ですが、夕方・夜に疲労がたまりワーキングメモリが満タン状態に。
適度な休憩を取ることでワーキングメモリの空きを作れます。
「夜に重要な決断をしてはいけない」とよく言われます。
脳のワーキングメモリが満タンで正常な判断ができないから、と言えます。
脳のワーキングメモリでも思考が満タンになると思考力低下に繋がります。
適度なアウトプットが必要なのですね。
書くことによって脳の満タン状態から放出し、容量が増えます。
そして思考力・集中力アップされます。
まとめ
マインドフルネス、脳のワーキングメモリーのふたつの観点から、感情を書き出すことのメリットをご紹介しました。
思考を書き出すことで自分の心の中、メンタルの状態を知ることができます。
また、書いた内容によって「自分を知ること」ができますよね。
自分を知ることはメンタルの成長には欠かせませんので、様々な面からも「ジャーナリング」はオススメです。
ぜひ皆さんも普段から「書く習慣」をつけてみてはいかがでしょうか?
最初は箇条書きからでもOK、やってみるのが素晴らしいことです。
ジャーナリングのやり方、こんなの書いていいのかな?など
やり慣れないことには不安がつきものです。
やり方がわからない、書くことがわからない場合は
一緒にやっていけますのでご相談くださいね。
今日もお読みいただき、ありがとうございます。
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