スポーツ選手やアスリートが競技で成長するためには、試合後の振り返りが欠かせません。
しかし「今日どうだった?」と頭の中だけで振り返るだけでは、気づきは曖昧なまま。
次の試合準備に活かせないことも多いです。
日頃お伝えしているように、試合後の振り返りでは「認知 → 振り返り → 反省 → 改善」の4ステップが重要です。
この流れを意識することで振り返りが具体的な行動に直結し、成長につながります。
認知・振り返り ― 気づきを整理する
試合や練習のあと、まずは良かったこと・改善点を書き出します。
ポイントは、自分が体験したことや感じたことを、具体的に言語化することです。
- 何がうまくいったのか
- どこで迷いやミスが生じたのか
- どんな状況で力を発揮できたのか
頭の中だけで考えると気づきは流れてしまいます。
ノート・エクセル・スプレッドシートに書き出すことで、自分専用の「振り返りの百科事典」が作れます。
反省:課題を抽出して整理する
振り返りで見えてきたことをもとに、次に重点的に取り組む課題を明確にします。
課題は具体的な行動に落とし込むことが重要です。
- 技術面:動き、視野の取り方、技術力など
- 心理面:集中力、試合への心構え、自己評価、モチベーションなど
- 体力面:ウォームアップ、トレーニング後のケア、食事、睡眠など
抽出した課題は「やることリスト」として整理すると、次の準備がスムーズになります。
改善:次の準備に活かす「ポストイット方式」
整理した課題の中から、次の試合や練習に向けて特に重要な3つの項目を選びます。
- 「百科事典」に書き溜めた課題から最も取り組むべき3つ
- 選んだ3つは試合中や練習で意識する中心テーマ
この「ポストイット方式」により、頭の中が整理され集中力が高まります。
振り返り→課題→ポストイットの流れを繰り返すことで、経験が確実に力に変わっていきます。
まとめ
- 振り返りは書き出して見える化
- 課題は具体的な行動に落とし込む
- 次の試合や練習では3つの重点項目に絞って準備
このサイクルを習慣化することで、成長のスピードは格段に上がります。
日々の振り返りを、自分だけの百科事典として育て、ポストイットのように集中する項目を絞る。
この方法は、経験を確実に力に変える実践的な習慣です。
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