試合や練習でミスをしたあと「切り替えよう」と思えば思うほど、動きが硬くなった経験はありませんか?
同じミスをしてもすぐ次のプレーに集中できる選手と、その後ずっと流れを崩してしまう選手がいます。
この違いは、才能でも、メンタルの強さでもありません。
ミスの扱い方が違うだけです。
この記事では、ミスを引きずる選手と切り替えられる選手の決定的な違いをスポーツメンタルの視点から解説します。
ミスを引きずる選手と切り替えられる選手の決定的な違い
① ミスの「意味づけ」が違う
ミスを引きずる選手は、ミスをすると無意識にこう考えます。
「やってしまった」
「流れを悪くした」
「評価が下がるかも」
ここで問題なのは、ミスそのものではなくミス=失敗・価値の低下と意味づけてしまう点です。
一方、切り替えられる選手は、ミスを「情報」として扱います。
・今の判断は何がズレていたか
・次はどこを修正すればいいか
感情は動いていても、ミスの意味づけが「修正ポイント」なので行動が止まりません。
② 意識の向きが「過去」か「現在」か
ミスを引きずるとき、頭の中では過去のミス映像が何度も再生されています。
「あの場面で…」
「さっきのミスさえなければ…」
意識が過去に向いたままでは、今この瞬間のプレー精度は確実に落ちます。
切り替えられる選手は意識の向け先が明確です。
・次の動き
・次の判断
・次の一瞬
過去を消そうとするのではなく、意識を現在に戻す力があります。
③ 「切り替えの基準」を持っている
切り替えが苦手な選手ほど、気分で切り替えようとします。
「気持ちが落ち着いたら」
「前向きになれたら」
しかし、感情は簡単に切り替わりません。
切り替えられる選手は、感情ではなく行動の基準を持っています。
・深呼吸を1回したら終わり
・ポジションに戻ったら次
・声を出したてリセット
この「ここで終わり」という基準が、無駄な引きずりを防ぎます。
④ ミスをなくそうとしない
切り替えられる選手ほど「ミスをなくそう」とは考えていません。
ミスは起きる前提で、起きた後の対応に集中しています。
一方、ミスを引きずる選手は、完璧を目指しすぎる傾向があります。
完璧を目指すほど、ミス=想定外になり感情の揺れが大きくなります。
⑤ メンタルは「強くするもの」ではない
よくある誤解として、「メンタルを強くしないと切り替えられない」という考えがあります。
実際には、メンタルは強くするものではなく整えるもの・扱うものです。
ミスを引きずらなくなるとき、人は強くなったのではなく考え方と行動が整理されています。
まとめ
ミスを引きずるかどうかは、性格の問題ではありません。
・ミスの意味づけ
・意識の向き
・切り替えの基準
この3つが整うと、ミスがあってもパフォーマンスは安定し始めます。
ミスをしてしまってもいい。ミスを扱えるようになることが、結果への近道です。
体験セッションのご案内【論理型(信頼・根拠派)】
脳科学や心理学をもとにしたメンタルコーチングで、あなたの課題に合わせたコーチングを行います。
思考の整理とメンタルの安定を、科学的な視点からサポートします。
ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。
▶︎60分の体験セッションでは、実際のコーチングを体験いただけます

▶︎お申し込み・お問い合わせはこちらから
▶︎ 公式LINE開始! “本当に使える”10日間集中メンタル対策をステップ配信中
下のURL、ボタンから追加してください。(ID検索も可能です)
https://lin.ee/GMXYkG3F ID:@889mclgp



コメントはこちら