HSP(Highly Sensitive Person)という言葉をご存知でしょうか?
HSPとは
周囲の刺激に敏感で感受性が強い、という特徴を持つ人たちのことです。
HSPは病気ではなく、生まれ持った気質であり人口の約20%(5人に1人)がHSPと言われています。
もしあなたがスポーツをしている中で
「いつも周りより遅れている気がする」「もっと上手くできなきゃ…」と感じているとしたら、
もしかしたらHSPの特性を持っているのかもしれません。
HSPが持つ強み
HSPは繊細な心の持ち主であるため、周囲の人々や状況に対して敏感に反応します。
この特性はスポーツにおいても大きな強みとなります。
高い集中力:
周囲の雑音に惑わされず、目標に集中できる
繊細な感覚:
ボールや体の動きを敏感に感じ取れる
共感力:
チームメイトの気持ちを理解し、協力できる
責任感:
チームに貢献したいという気持ちが強い
HSPが伸び悩んでいるように感じる理由
これらの強みは、スポーツのパフォーマンスを大きく向上させる可能性を秘めています。
たとえば、繊細な感覚はボールの回転や相手の動きを捉え、より正確なプレーに繋げることができますし
共感力は、チームメイトとの信頼関係を築き、より一体感のあるチームを作り上げることができます。
HSPの選手は周囲の期待や比較が悩みのタネかもしれませんね。
「もっと上手くならないと」「みんなと同じようにやらなきゃ」というプレッシャーを感じ、
自己評価が低くなりがちです。
またHSPは人とは違う感性を持っているため、一般的なトレーニング方法や指導が必ずしも
その選手に合っているとは限りません。
HSPのアスリートが輝くために
HSPの気質を持つ選手が個性を発揮し、のびのびと競技に取り組みために下記の5点を意識してください。
自分の強みを理解する:
HSPであることを受け入れ、自分の強みを活かす
自分に合った練習方法を見つける:
周囲と比較せず、自分のペースで練習する
ストレスマネジメント:
瞑想や呼吸法など、自分にあったストレス解消法を見つける
信頼できる人に相談する:
コーチや先輩、家族など、信頼できる人に悩みを相談する
ポジティブな自己暗示:
自分の良いところを認め、自信を持つ
まとめ
HSPであることは、決してマイナスではありません。
むしろ、あなたの強みです。周囲と比べて一喜一憂せず、自分のペースで成長していきましょう。
また冒頭にもお伝えしましたが、誤解されがちですがHSPは病気ではありません。
生まれ持った気質であり、多くの人が抱えている特性の一つです。
もし「自分は人と少し違うのかな?」と感じているスポーツ選手の方がいらっしゃいましたら、
お気軽にご相談ください。
私自身もHSPであり特性を理解しているメンタルコーチとして、あなたのお話をじっくりと伺い、
一緒に解決策を探していきましょう。
あなたの強みを活かして、スポーツをもっと楽しみましょう!
【相談窓口】
スポーツメンタルコーチ もりかおり Mail:kaorinco206@gmail.com
【脚注】
1.イルセ・サン, 枇谷玲子訳, 「鈍感な世界に生きる敏感な人たち」, ディスカヴァー・トゥエンティワン, 2016.
2.イルセ・サン氏の著書『鈍感な世界に生きる敏感な人たち』ではHSPの特徴や対処法について詳しく解説されている
今回の記事を読んで何か感じるところがあったり、もっと具体的なアドバイスが欲しいと思われた方は、
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