スポーツの育成年代で大切な「楽しさ」の育て方

現場で選手と向き合う中で、「楽しんでいけばいい」「競技を楽しんでいれば強くなる」そんな言葉をよく耳にします。
間違いではないのですが、その言葉が一人歩きしていると感じます。

そこで、スポーツにおける“楽しさとは何か”を整理するシリーズ記事にしました。

第一回は、【育成年代で大切な「楽しさ」の育て方】について整理します。


「子どもには楽しくやらせたい」この言葉はとても大切です。

しかし、ここでも“楽しさ”の中身を整理する必要があります。


目次

楽しさには段階がある

育成年代(小学生~20歳ころ)では、下記の①~③のように楽しさの変化があります。
① 競技そのものが面白い
② できることが増えて面白い
③ 勝てるようになって面白い

最初は「好き」という感情が中心が、やがて「できる」「勝てる」という達成感に移ります。


”問題”が起きる瞬間がある

楽しく練習をしていても、「できない」「できなくなった」「勝てない」「勝てなくなった」が必ず訪れます。

そこで「楽しくない=やめたい」となると 成長の手前で止まります。
育成年代で本当に必要なのは、“できない時間を乗り越える経験”です。


大人ができること

私たち大人がそんな育成世代の子どもや学生にできることがあるとしたら。
・結果だけで評価しないこと
・失敗の意味を言語化して伝えること
・成長の小さな変化を伝えること 

“挑戦を続けられる環境”を作り、挑戦する楽しさを知ってもらうことです。


楽しさは感情だけではない

気分が良い日もあれば、そうでない日もありますよね。
それでも、「今日は〇〇をできるようにする」と一つ決めて取り組む。

この経験が積み重なると、“やらされる競技”から“自分の競技”に変わります。


まとめ

育成年代で大切なのは、「好きという気持ちを守ること」と「できない時間を越える経験を積ませること」です。

その両方が揃ったとき、楽しさは一過性の感情ではなく”力”になります。
その力がモチベーションの根っことなるのです。


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