成功体験の誤学習とは
メンタル 2020年03月16日
Last Updated on 2020-07-26 by kaorinco19
香川県高松市
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本日お伝えしたいことのまとめ
- 成功体験の誤学習=以前成功したから今回も成功するだろう、という思い込み
- 根拠のない自信、とも言える
- ラットの実験
- 成功体験の誤学習…自分に対しても、人に対しても起こり得る
- 成功体験の誤学習を防ぐには…自分を疑う、過去の成功にこだわらない
- 自分に柔軟性を持つ
根拠のない自信
「この方法でうまくいったから次もうまくいくだろう…」
人は何の根拠もないのに次も大丈夫だ、と思うことがあります。
(根拠のない自信)
私もよく陥りがちです。
具体的な例…(本当にあった話)
1月に”3月までに○○についてのブログを5本書く”という計画を立てました。
計画的に進めるなら…半月に1本書こうかな。と準備をする、だと思います。
私の場合…
「だいたい半月に1本か。」
︙
半月経過(書けてない、準備もしてない💦)
心の声(ま、最悪3月の残り半月で5本書けばいいや。)
私は…楽観的すぎる傾向、自分を過信する傾向があります。
過去の成功体験があったから、このように過信しています。
過去にブログや仕事(何でもいいですが)で、
「締切ギリギリでも完成させた、成功した」という体験・経験があるから、
今回も「前回できたんだから今回もできる」と思い込んでいます。
これを成功体験の誤学習といいます。
ラットの実験
ラットを3分おきに餌が出てくる仕組みのケージに入れます。
ラットAは餌が出てきたときに「首を振っていた」
ラットBは餌がでてきたときに「ケージを噛んでいた」
ラットAもBも自分がしていた行為により餌が出てきたと誤学習し、その行為をし続ける、というものです。
根拠のない自信による過去の成功で…
ここで、最初の私の例に戻りますが…。
いままでうまく行っていたから今回も大丈夫だろう…。
この考えで本当に今回も完成するのでしょうか?成功するのでしょうか?
もしかしたらインフルエンザに罹患するかもしれない、
もしかしたらPCが故障するかもしれない、
もしかしたらブログサービス会社の長期メンテに入るかもしれない、
︙
前回できたからといって今回も大丈夫とは言えない、ということです。
そして、いいものを書こうと思うとそれなりに準備は必要です。
(ただ書けばいい…のではありませんよね)
日常にも潜む誤学習
仕事やスポーツなどの指導で
「Aさんにはこの方法で教えたらできた」からと言って
「Bさんにも同じ方法でできるか」と言うとそうではないですよね。
これにより、ありがちなのは
Aさんはできたのに、なんでBさんはできないの!(💢)
Aさんにこの方法が有効だったんだから
Bさんにも有効だろう…という成功体験の誤学習です。
成功体験の誤学習…自分に対しても、人に対しても起こり得ます。
成功体験の誤学習を防ぐためには…
「自分を疑う」
⇛「この方法で大丈夫なのか」
「過去の成功にこだわらない」
⇛「前回は○○だったけど、今回は違う方法にしようかな」
すなわち、自分に柔軟性を持つことだと考えています。
また、できる限りの準備を行うことも重要ではないでしょうか。
準備をしているうちに「あれも足りない」と気づいたりするかもしれません。
そして、もっとより良いものを作ることができる”自信”と、
できる限りのことをしたという”達成感”がプラスされることでしょう。
冒頭の私のブログ?気になりますよね。例だけ出しておいて…。
(”栄養“についてのブログ5本。無事に完了しています。
よろしければ、それらのブログも読んでみてくださいね!)
本日お伝えしたいことのまとめ
- 成功体験の誤学習=以前成功したから今回も成功するだろう、という思い込み
- 根拠のない自信、とも言える
- ラットの実験
- 成功体験の誤学習…自分に対しても、人に対しても起こり得る
- 成功体験の誤学習を防ぐには…自分を疑う、過去の成功にこだわらない
- 自分に柔軟性を持つ
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