感情に向き合うこと:恐怖 編
メンタル 2020年02月06日
Last Updated on 2020-07-26 by kaorinco19
香川県高松市
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本日お伝えしたいことのまとめ
- ポジティブな感情は感じやすい
- ネガティブな感情はフタをしがち
- 恐怖のエネルギーを利用する
- 自分でコントロールできるものはコントロールしよう
- 私の「恐怖」を感じていること(興味があれば読んでください)
- メンタル的に強くなる=自分の感情に逃げない
人間にはいろんな感情があります。
ポジティブな感情(喜ぶ、楽しい、嬉しいなど)は感じやすいですが、
ネガティブな感情はいかがでしょうか?
ネガティブな感情というと…
怒り、悲しみ、憎しみ、苦しみ、つらい、寂しい、恐怖…とたくさんありますが、ついついこれらの感情にフタをしがちではないでしょうか?
これらのネガティブな感情にフタをするのはなぜでしょうか?
ネガティブな感情を引きずりたくない、考えたくない…と避けているのだと思います。
どうして避けているのでしょうか?
自分自身が辛いから、嫌だから、考えても状況は変わらない…などではないでしょうか。
…ずっと避けているの?いつまで避けているの?
避け続けるとどうなるの?
自分の感情(悪い感情を含め)を知り感じることで、
自己理解でき、自分に誠実でいられると思います。
自分に誠実でいられたら、人にももっと誠実にできると思います。
私の話で恐縮ですが、今回、『恐怖』について考える機会がありました。
恐怖…怖いもの…
”自分の恐怖”に向き合う方法を知りたい方は
ワークとしてやってみてください!
【考え方】
★恐怖心を持つもの
・背景
・そのメリットを考えてみる&リフレーミング(※)(このエネルギーを利用する)
・コントロールできる恐怖か(自分でコントロールできるか否か)
・考察しての感想
(※)リフレーミング:前向きな言葉に言い換えること
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下記は、私自身が恐怖に感じているものを羅列・検証してみました!
人から見ると「そんなこと?」かもしれない…)
こんな感じでやってみてくださいね。
★男性の大きな声、怒鳴り声、怒る声が怖い
・背景:実父の影響。怒鳴る、怒る、暴れる。
・メリット&リフレーミング:空気が読める、機嫌がわかる、危険を察知できる
大きな声を出す男性→アピール上手
・コントロールの可否:人の大声はコントロール不可能。止めてほしい依頼は可能。
・感想:実父は故人なので(存在していない)怒鳴ることはない。男性全員が怒鳴る、怒る声を私に向けているのではないので怖がらなくても良い。
★外に出ることが怖い
・背景:実父の影響。門限、時間をうるさく言われた(自分以外が楽しむのが許せない)。
時間を守っても怒鳴る、殴る。外に出て帰るとそんな状態なので外に出るのが怖い。外出しても焦って行動するので疲労する。
・メリット&リフレーミング:時間の管理ができる、時間を守れる
門限や時間をうるさく言う人→寂しがり、心配性
・コントロールの可否:自分でコントロール可能。
・感想:実父は故人なので制限されることはない。ゆっくり行動して良い、焦らなくて良い。Freedom!
★人からの危害の可能性が怖い
・背景:私が子供の頃に聞いた話。叔父が車で信号待ちしていて後部座席にいきなり知らない人が乗り込んできた!→周りの人が怖い。
・メリット&リフレーミング:危機管理能力アップ、周囲に常に注意を払う
・コントロールの可否:自分でコントロール可能。
・感想:たまに変な人はいるけど、そんな人ばかりじゃない。乗り込んできた人が酔っていたのかもしれないし、知ってる人の車と間違えたのかもしれない。
★否定されるのが怖い
・背景:褒めるより否定する(マウントを取る)父親、祖父母。悪口、近所をけなす日常。
余計なことは言わず、感情を出さない自分がここで培われたと確認。
・メリット&リフレーミング:用心深さ、思慮深さ、空気を読む
・コントロールの可否:自分でコントロール可能。
・感想:他人がどの意見を選ぶかは人それぞれなので自分の意見を言うことを躊躇しなくて良い。むしろ意見を言った方が喜ばれる場合が多い。
★ちゃんとしているか、怖い
・背景:実父の影響。「ちゃんとせぇヽ(`Д´)ノ」が口癖。父の思う、ちゃんとしてないと暴言、暴力。
・メリット&リフレーミング:よくわからない要求に応えられる
・コントロールの可否:自分でコントロール可能。
・感想:実父は故人なのでもう言われることはない。人の思う基準はそれぞれで父の基準が今では意味不明だし、言葉でわかるように人に説明するのは大切だと思った。

このワークを始めて4日で5つの重い『恐怖』が出てきました。
ほとんどが父親の影響による『恐怖』です。
余談ですが、父はアルコール依存症、働かない、DV。
田舎の農家の長男で長男様様と育てられた(らしい)。
父の多額の借金で実家、田畑すべてがなくなった…。
最初は「恐怖に思うことはない」と思っていましたが、考えるうちに出てくるものです。
父が亡くなって1年以上経過してもなお、このような『恐怖』が私の中で生き続けていることに驚きました。
子供の頃のトラウマというのは、自分で解消したと思っていても記憶の奥底に眠っていて今回のようなキッカケでブワッと生温かく(気持ち悪い意味で)湧き出るものなんですね。
亡くなる前(意識なし)と後で会ったときに、
私は過去のことをすべて赦したつもりでいたのですが…。
そりゃそうですね。
私自身を作っているのは、親や祖父母から与えられたセルフイメージですから
そう簡単には塗り替えることはできませんね。
まして、私のように感情にフタをしていたら…。
『恐怖』に向き合って、自分の思っていたことを知り、
ネガティブな感情をポジティブにリフレーミングしたことで
私の『恐怖』に対するセルフイメージが上書きされました。
メンタルが強くなる、とは…
自分の感情に逃げずに向き合うことも含まれますね。
本日お伝えしたいことのまとめ
- ポジティブな感情は感じやすい
- ネガティブな感情はフタをしがち
- 恐怖のエネルギーを利用する
- 自分でコントロールできるものはコントロールしよう
- 私の「恐怖」を感じていること(興味があれば読んでください)
- メンタル的に強くなる=自分の感情に逃げない
お読みいただいてありがとうございます。
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