忘れたくても忘れられない…思考
メンタル 2021年06月10日
Last Updated on 2021-08-01 by kaorinco19
皆さんは、自分はにどんなメンタルが必要だと思われますか?
どんなメンタルがあれば、自分の目指すもの・なりたい自分になれるでしょうか?
コーチングを通してそのお手伝いをさせていだだきます。
香川県高松市
スポーツメンタルコーチ もり か緒里のプロフィールはこちら

自分のミスや痛手は早く忘れたい
皆さんは、忘れたい出来事なのに、いつまでも考えてしまう…ということはないでしょうか?
例えば、試合・試験・仕事のミス・失恋など。
考えまいとすると、余計に思考を活性化させてしまう…。
忘れようと、頑張れば頑張るほど、脳には『覚えておくように』という伝令がされているのです。
シロクマの実験
考えまいと努力を強いるとかえって「シロクマ」の姿が脳裏にチラつく。
これは「シロクマ実験」。
「”シロクマ”のことを考えてはいけない。」と言われると考えてしまいますよね。
『人は”考える”ことなしに、”考えまい”とすることはできない』
心理学者ウェグナー
思考を抑制しようとしたことが、かえって思考を活性化させてしまうのです。
そんなとき、どうすればいいでしょうか?
脳のメーターが振り切れるまで考える(自分の傷口をしっかり見つめる)
⇓
心が満足する(カタルシス:自浄作用)
⇓
忘れる(考えることに飽きる、面倒になる(笑))
一刻も早く忘れたいなら、悲しみに浸り、時には泣き、悲劇のヒロインになることが必要です。
心の中の「シロクマ」の存在にしっかりと目を向け、それを見つめることが大事です。
そして見つめるときには、振り返り・反省・改善も同時にできると満点!
脳の伝令はこんな影響も
『考えれば考えるほどその思考になる、脳に伝令される』ことから言えること。
「失敗しないといけない」「上手くやらないと」「ミスしちゃいけない」
そう考えれば考えるほど、頭の中にはその思考で埋め尽くされます。
脳は否定語を認識できないので、「失敗」「上手く」「ミス」が脳裏に焼き付きます。
それが伝令されて、結果的にそのとおりになって失敗率が高まったりということになります。
そんなときに有効なのは【言葉を変える】こと。
「120%の実力でいこう」「持てる力を出そう」「大事にいこう」などと変換するといいですね。
皆さんもこんな『シロクマ実験』のような経験があるかもしれませんね。
もしかしたらその渦中にある人もいらっしゃるかも。
この心理を理解されると、そうなんだ。そういうものなんだ。と楽になれるかもしれません。
それでもしんどい…ならご相談くださいね。
お読みいただいてありがとうございます。
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