何気ない一言…大丈夫?
メンタル 2021年02月02日
Last Updated on 2021-04-05 by kaorinco19
香川県高松市
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目次
「あなたは●●だから」
親が子供に無意識に言う言葉です。
例えば、
あなたは、引っ込み思案だから
あなたは、算数が苦手だから
あなたは、運動が苦手だから
︙
といった少々ネガティブなもの。
あなたは、優しいから
あなたは、感受性が強いから
あなたは、しっかりしているから
︙
という一見、褒められているような言葉。
「私は●●なんだな。」
子供はそれを聞いて
「私って引っ込み思案なのか…」
「私って算数が苦手なのか…」
「私って優しいのか…」
「私ってしっかりしているのか…」
︙
無意識に演じるようになってしまっているかもしれません。
お母さんは私を「引っ込み思案」って言うんだから引っ込み思案なんだな。
私って「算数が苦手」って言われるから、苦手なんだな。
→これにより、苦手意識が強まり、得意にはなりませんよね。
優しいのか。
周りの人に優しくしなければならないな。。。
それって決めつけかも
大人の私達でも自分が何者なのか、自分がどんな人なのか迷うことがあります。大人なら、他人に「あなたって●●だよね」って言われたら『勝手に決めつけないで』と反発もできるでしょう。
人生経験の浅い未熟で素直な子どもたちはどうでしょうか?
大人が言うから、お父さん・お母さんが言うから、または先生が言うから…。
「あなたは優しいんだから」
↓
人に優しくして何を言われても怒ってはいけない。ニコニコしてないといけない。
↓
傷つく
↓
しんどい。
ネガティブな言葉、一見褒めているような言葉、どちらも思い込み(呪縛)を生み出しているかもしれません。
「あなたは引っ込み思案なんだから」は私が親に言われたこと
親の後ろで様子を伺っていると「この子は引っ込み思案で…」と。
私は「あ、私ってそうなのか。」自分から輪に入ることはない。
↓
それが習慣化されて輪に入っていいのか分からない…。(未だに)
子どもへの声掛けは言葉が大事
「あなたは算数が苦手よね」
「あなたはガサツなんだから…」
「あなたは優しいね」
と言ったことがありませんか?
厳しい言い方だと
”算数が苦手”を押し付けている
”ガサツ”を押し付けている
”優しい”を押し付けている かもしれません。
良かれと思って言ったこと、褒めたことがこのような結果を招いているかもしれません。
どうしたらいいのか?言葉にプラスアルファ付け加える
親「あなたはしっかり者だから…」
↓いつもそう言って声をかけていたとしたら…
親「お母さんは、あなたはしっかり者だと思っているけど、本当はどうなの?しっかりしてる時もあれば、そうでない時もあってもいいよね」
↓
子『しっかり者だと思ってるのか。実際はそうでもないんだけど。どっちもあってもいいのか。』
子どもは大人以上に周りの人の話を聴いています。
そしてその影響も受けやすいのです。
子どもが自分の枠から飛び出せない、というのはそのサインかもしれません。
もし気になることがあれば、声がけを変えてみてはいかがでしょうか?
子どもが何歳でも遅くはありません。
未就学・小学生・中学生・大学生…の子供。
それに大人に対しても、そう言ってあげられると人っていつからでも変われますよ。
お読みいただいてありがとうございます。
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