緊張すると「いいパフォーマンスが発揮できない」、
逆に「緊張感を持て!」「緊張感が足りない」と発破をかけられたり。
緊張は、しないほうがいいの?したほうがいいの?
また、緊張は悪いもの?
緊張は脳のメカニズムと関係しています。「どうして緊張するのか」を理解するとコントロールも可能です。
緊張とは…
心や体が引き締まること。
goo辞書
慣れない物事などに直面して、心が張りつめて身体が固くなること。
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自分の意に反して体が動かない、という経験ありますよね?
なぜ緊張するのか?
・応援や聴衆
・ライバル、競技相手
・過度な期待
・試合の重要度
・自信の有無
・本人の性格 など
緊張の理由も多岐にわたります。
上記の理由で緊張状態に陥ることが多いのではないでしょうか?
ホームとアウェイの試合でも聴衆や応援の質も変化します。
アウェイでは当然ながら相手への応援が多くなりますし、野次などが耳に入ることもあるかもしれませんね。
「自分の場合はどんなときに緊張することが多いだろう?」と考えてみてください。
緊張による「心」と「体」への影響は?
・体がこわばる
・手や足が震える
・発汗
・喉が詰まったような感じがする
・喉が乾く
・胸がどきどきする
・注意力散漫
・動作がぎこちない
・悪いことばかり考える
・劣等感を感じる など
緊張すると心と身体に影響があります。
これらを感じることで、「余計に緊張が増す」「緊張状態に拍車がかかる」とも考えられます。
緊張しやすい選手の特徴は?
・試合に慣れていない
・神経質、敏感な性格
・周りを気にしすぎる
・人前にされされるストレス
・不安を感じやすい など
選手自身の性格によるものが大きいと感じています。
初めての試合では緊張して当然だと言えます。
また、”あがり”やすい性格の人やピリピリした空気を敏感に感じる人もいます。
緊張のメカニズム
人間は危険や不安を感じると、脳の「扁桃体」が強く活動します。
交感神経(※)を通じて「心拍数を上げる」「発汗させる」といった作用をします。

緊張するのは…危険や不安を感じるからなのです。
「うまくいかなかったらどうしよう」
「失敗したらどうしよう」という不安。
その不安が現実になるかもしれない「危険」はつきものです。
『緊張していない=交感神経が働いていない』=闘争心が薄いことでもあるので
スポーツにおいては緊張は必要なのです。
ただ、心や体に悪影響を与える「緊張しすぎ」は避けたいですね。
緊張しない人がいる
「今日の試合緊張したね」
『全然!』という緊張しない人もいます。
その心境は何でしょうか?
良い作用
・慣れている
・準備が行き届いている など
悪い作用
・他人事
・諦めている など
緊張しない理由も良し悪しです。
「緊張しない」のが良いとは言い切れません。
緊張しているときには「交感神経」が優位に働いており、
緊張していないときは「副交感神経」が優位です。
副交感神経はリラックス状態。
試合や大事な場面では”戦う神経”である交感神経が、ある程度優位でなければなりません。
《ほどよい緊張感》を持つことが大事
緊張しすぎるのも、緊張しないのも良くないことがご理解いただけたでしょうか?
また、怪我の予防という視点からも《ほどよい緊張感》は必要です。
下記は緊張のコントロールする方法です。
これらを取り入れることにより《ほどよい緊張感》が持てます。
緊張しない人への《ほどよい緊張感》を持つ方法
慣れ、準備している、いつも勝っている
⇩
『試合はいきもの』です。
今回も同じように進む保証はありません。
相手選手も同様に準備しています。
他人事としか思っていない
⇩
人から与えられた目標だとその傾向が強くなります。
自分自身の目標として意識する、本当に達成したい目標を立てる必要があります。
「どうせ無理だから…」
⇩
諦めるのはもったいない。試合に臨む準備を十分に行いましょう。
緊張”しなさすぎ”はよくありません
緊張する人への《ほどよい緊張感》を持つ方法
・思考の転換、捉え方を変化させる
・慣れると多少の緊張も緩和されます
・イメージトレーニング
・ルーティーンを決める
・完璧はやめる
・自信(準備など)
・リラックス(呼吸法・マインドフルネス・ストレッチなど)
マインドフルネスは前頭葉(脳の司令塔)を鍛え、扁桃体とのバランスをとります
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【自信】があれば緊張しないの?
【自信】があればなんでも可能…。
都市伝説のように語られますが、自信は万能ではありません。
過度な緊張からの緩和は期待できますが、
緊張しないとは言い切れません。
ベテラン選手でも「緊張した」とインタビューで語ることもあります。
脳のメカニズムにもあるように
緊張するのは危険や不安を感じているからです。
そのため、自信が危険や不安を打ち消すことはありません。
ただ、自信を持つことにより大きな力が湧くことは事実です。
大事なのは『勇気』です
緊張を打ち消す特効薬は残念ながらありません。
しかしながら、《ほどよい緊張感》にコントロールすることが可能だと
ご理解いただけましたか?
特効薬とまでは言えませんが、上記の方法を試し
自信と勇気を持って緊張に立ち向かうことで打開策は見えます。
緊張という危険や不安に立ち向かう勇気
自分自身に負けない勇気
自分の持つ可能性を信じて
自分のやってきたことを信じる
そしてなにより、緊張の場面に立ち向かう自分自身を信じること
ほどよい緊張感を持ち、自信と勇気を胸に笑みを浮かべる皆さんの姿が
目に浮かぶようです。
アスリートの言葉にも
フィギュアスケートの羽生結弦さんも現役時代、このように語っています。

羽生結弦さんのような素晴らしい成績を持つ選手でも緊張されます。
緊張している自分を認めること、受け入れることで自分を客観視でき、緊張に打ち勝てます。
逃げられない状況の中、できることとは
これまでの積み重ねてきた努力を信じて、勇気を出すことです。
まとめ
危険や不安を感じるから「緊張」します。
「緊張」は敵ではなく、理解することにより味方にできます。
そのためには《ほどよい緊張感》を持つこと。
自信と勇気を胸にどんどんチャレンジしていきましょう!
脳科学を利用したメンタルコーチングでもっと詳細に、
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今日も最後まで読んでくださって
ありがとうございます(^^)
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